築地でセリを見学したときの覚書

東京でするべき88のこと」を見て思い立ち、築地のビジネスホテルを予約しました。そのときの覚書。


・「築地市場マグロ卸売場の見学について」を参考に、当日の朝、勝どき橋のそばにある「おさかな普及センター」に行く。

朝4時半に着いた時点で、私たちの前に80人並んでいた。おさかな普及センターの建物から人が溢れて、勝どき橋の方に列が伸びていた(真冬はかなり寒いだろうね) 4時40分ごろ、定員の120名に達したらしく、整理券代わりのチラシ(マップ)を配り始める。以後は列に並ぼうとしても警備員さんに止められる。

チラシには「築地市場は小売をするマーケットではなく、観光施設でもありません。ここで行われていることはショーではなくビジネスです」と書かれている!(当然だ)

・5時までの間にどんどん業者の車が中に入っていく。タクシーがやってきて、外国人観光客を下ろす。警備員さんが英語のプラカード(今日のセリ見学は締め切りました的な)を見せるが、あきらめずに粘ってる人もいる。が、もちろんダメ。



・60名ずつ、前半(5時25分から)と後半(5時50分から)の組に分けられる。私たちは後半組。4時半に並んでから1時間くらいしてやっと、「おさかな普及センター」に入る。ここでバスケの選手みたいな青いゼッケンを着て、短い注意ビデオを見ながら、さらに待つ。

・5時50分ごろ、係の人に連れられて内部に入る。魚を運ぶ小さな車(カート)がバンバン走っている。


・突然「三列になってくださーい」と言われ、皆おろおろ。実はこのとき進行方向の左側を占めることができた人が勝ちであった(左側でセリが行われたから)。残念ながら真ん中列になってしまった私は目の前で動画を撮り続ける背の高い欧米人の体と体の間から、カメラを差し入れるしかなかったのです……。背の低い人が確実にいい写真を撮るには、折りたたみ式の足場があると……やっぱりだめ? 床は滑りやすそうだし……。

・左側の空間(写真上二つ)でセリが始まる。
まぐろは尻尾に穴があいていて、長靴のおっちゃんたちが中の肉を見ている。赤い切り身の見本もある。青い服を着たお兄さんが帽子を取って挨拶し、台の上に上がって、「ハイ、いちばんいちばん! さんばんさんばん!」って、まぐろの番号みたいなの(?)を読み上げ、手元の紙に何か書き込んでいく。手ぶりは素人目にはしてるのかしていないのか、よく分からない。こんなのが繰り返されて、セリは思ったより淡々と進んでいく。


・見学場所の右側には小ぶりのマグロがごろごろ。


・この小さめのマグロは、約10万円。おっちゃんの一人が教えてくれた。(98.6っていうのは、9万8千円ってことなのかな? 違うかな?)


・なぜか皆が写真を撮っていた発砲スチロール集積所。

・この後、9時までは一般人は仲卸市場に入れない。場内の店などで朝ごはんを食べるといい。が、早くも長い行列ができているところも。もちろん、いったんホテルに戻って二度寝してもよし。


・ちなみに、真ん中の毛むくじゃらの貝は、寿司ネタでは結構好きな赤貝です。こんな貝だったのね……。時節柄、松茸もたくさんありました。

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