2017年5月25日木曜日

パリの鉱物博物館、鉱物店

パリの鉱物博物館に行ったので、情報をまとめてみました。
三カ所それぞれ特色があり、全部よかったです。
一般向けの展示かつ目を見張るような標本があるのが自然史博物館、一番広くて19世紀の内装がすばらしいパリ高等鉱業学校、アカデミックで整然とした展示のピエール&マリー・キュリー校、という感じでした。コレクター垂涎の美品はすべての博物館にあります。目の保養というか、目が肥えすぎました(笑)。

※営業時間は2017年5月当時のものです。

パリ国立高等鉱業学校付属の鉱物博物館


・MINES Paris Tech mineralogical museum [website]
・営業時間 月曜-金曜13:30-18:00、土曜10:00-12:30, 14:00-17:00
※実際に行く前に、最新の情報を調べてね! 
・入場料 6ユーロ
地図(GoogleMap)
リュクサンブール公園の隣という好立地。大学内にあるので、受付の人に挨拶して尋ねると、行き方を教えてくれます。

趣のある鉱物展示ケース、入り口の階段や手すり、アルプスの山々が描かれたフレスコ画などは、19世紀半ばのもの(パンフレットより)。
18世紀から収集されたコレクションは、宝石から岩石、鉱物と幅広く、今回訪れたパリの三か所の鉱物博物館の中で、いちばん広かった。一ケースずつ見ていると何時間あっても足りない感じ。エントランスルームにはとくに美しい大型の標本が飾られている。基本的には、元素鉱物、硫化鉱物、ハロゲン化鉱物……という分類ごとに並んでいるが、ところどころ宝石(フランス王室が所有していたアメシストやエメラルドの一部を持っている)、鉱物のマクロ写真(?)、フランスの鉱物や地質に関する資料など集めてあるコーナーもあり。実はよく見てこなかったけど、Haüy(ここの鉱物学の教授だった。ルネ=ジュスト・アユイ)の部屋もあった。


一時間弱しかいられなかったので、本当にさっと見ただけという感じ。またいつか行きたい。

最初、学生のグループが数人いただけで、あとはこの広々した中に一人だった。窓の外からリュクサンブール公園の緑が見え、ぎしぎし鳴る木の床など、こういうのが好きな人には最高の雰囲気だと思う。受付の人はとても親切で、エントランスルームの内装から素晴らしくて気後れしていた私に、日本語の資料のコピーを持ってきてくれた。

アルプスの水晶もじっくり見た。国立自然史博物館の眼を見張るような巨大な美品というわけではないけど(しかしエントランスルームにはいいの沢山あったなぁ)、グインデルや母岩付きの煙水晶など。
QRコードで情報をダウンロードできる石もある。
ポストカードは買ったけど、本("Curiosites minerales")があるのに気づかなかった。

パリ国立自然史博物館


・MNHN (Muséum national d'histoire naturelle)  [website]
・営業時間など
植物園無料 夏期7:30-20:00、冬期8:00-17:30(無休)
鉱物陳列館 10:00-17:00 6ユーロ 陳列館はすべて火曜と5/1休み
進化大陳列館 10:00-18:00 9ユーロ
古生物学館 10:00-17:00 7ユーロ
大温室6ユーロ、動物園13ユーロもあり
地図(GoogleMap)

広々した公園内にある。「鉱物陳列館」はいちばん有名な「進化大陳列館」の隣。モスク側の出口のほうが近いが、時間があればオステルリッツ駅のほうから入って植物園を散策して行くと気持ちがいい。


「鉱物陳列館」は、建物に入って右側がこの鉱物常設展で、左側は別の(鉱物ではない)企画展をやっていた。基本的には大きな一部屋。入り口を入ると大きなブラジルの水晶がどーん、どーん、と置いてある。絵の具に使った鉱物、宝石とその原石、鉱物を使った調度品などのコーナーもあり、もっとも一般の人向けの展示だと思う。しかし、コレクター垂涎の美品はたくさんある。フランスのちびっこたちで賑わう「進化大陳列館」に比べると、人もぐっと少なくて、ゆっくり見られた。


派手なものをいくつか貼ってみた。二枚目左上の青い蛍石はLe Burg産、二枚目右上は実物はもっとキラキラしているフランスIsère産斧石。でも、シンガポールのTHE ART SCIENCE OF GEMS展で見た紅水晶やトパーズやアクアマリンなど、出ていないものも多かったので、まだまだ収蔵品はあると思われる。

ミュージアムショップは「進化大陳列館」にある。が、鉱物関連はあまりなかった印象(本を一冊買った)。


植物園内にあった絶滅・絶滅危惧種メリーゴーランド。

パリ第六大学(ピエール&マリー・キュリー校,UPMC)内の鉱物博物館



・Collection des minéraux -Université Pierre et Marie Curie website
・営業時間 13:00-18:00 火曜、祝日休
・入場料 6ユーロ
地図(GoogleMap)。

自然史博物館の隣にある大学。土曜だったので、Rue des Fossés St-Bernard通り側にある入り口(上の写真右下と下の写真)が閉まっていた。ジュシュー通り(上の写真左上)の学生たちの通用門からセキュリティの人に断って、中に入った。


パリ高等工業学校と違って入り口も大学の研究室みたいだし(写真右上)、中も現代的(website)。意外に広さがあり、自然史博物館の鉱物館よりも標本数はずっと多かった。展示ケースにバーがついていて、ガラスを汚さず、寄りかかって見られるのがよかった。
ここは写真不可。

大学だから当たり前だけど、いかにもアカデミックというか、整然とした展示で、手前左の「元素鉱物」のケースから「ハロゲン化鉱物」「硫化鉱物」……(順序は適当です)と、図鑑がそのまま実物で置き換えられたように、きちっと並んでいる。名前も聞いたこともない鉱物がたくさんあり、本当の鉱物好きには面白いと思う。残念ながら私はそうじゃなかったけど楽しめた。水晶やベリルなど、珪酸塩鉱物はいちばん奥に、これまた「テクト~」「フィロ~」「単鎖~」というふうに整然と並んでいる。これとこれが同じグループなのか、など勉強になる。

壁際には大型標本が並んでいる。垂涎の美品いろいろ。

右奥の小部屋には放射線を出す鉱物標本が置いてあった。入り口にハザードマークの警告がある。うろ覚えだけど、「この部屋に30分以上いてはいけない、一回入ると飛行機に4回乗ったのと同じだけの被曝がある」と書かれていた。キュリー夫人の名前を冠した大学だもの!


構内のカルガモ親子。か~わい~

ポストカードやポスター、鉱物標本も少し売っている。写真集はあったけど、あまりにも大きく、重すぎたので買わなかった。(1ページにたくさん鉱物が載っているコンパクト版を作って欲しいです。ポストカードの鉱物はどれも素敵なので)
なお、約一時間の間に、お客は私と旦那の二人だけで、貸切状態だった。

鉱物店など


Carion Mineral

地図(Goole map)
日本で某さんから教えていただいたお店。新宿ショーにも来ている。ノートルダム大聖堂からわりとすぐで便利!

アクセサリーや磨いた石を含めいろいろあるが、欲しいものがあれば店員さんに聞くと探してくれる。ありがとう♪ (でも、フレンチ・アルプスの水晶は買えなかった)


今回、お店でも博物館でも大学の受付でもスーパーでも、みんな親切だった。ほんとに。フランス人が不親切というのはうそでは……。まあ、最初に目を見て挨拶するというのは大事。

デロール Deyrolle

地図(Google map)。
私はオルセー美術館に向かう途中で寄った。
鉱物はほとんどないけど、とにかく雰囲気がすばらしい。


剥製というのは動物たちの特性をよく知った人が生きているようなポーズを取らせて作るとこういうふうになるんだな、と思った。何とも言えない愛しさがある。内部のすばらしい雰囲気はこちら(Google検索)参照。昆虫標本もたくさん売っていた。鳥の羽や貝殻、ポスターなどはお土産にしやすいかも? 繰り返すけど鉱物はほとんどない。

私たちが行ったとき、ちょうど日本人の女の子たちが数人、グループで来ていた(まぁ、私もその一人なわけだが)。人気なんだなー。確かに一度は行く価値がある。



ルーブルの地下街(メトロ直結の通路付近)にあったお店


時間が遅かったので、もう閉まっていた。外から見た感じでは、アクセサリーや磨いた石が多そうだったけど鉱物標本もあるかもしれない。

鉱物関連のお土産


鉱物関連のお土産集合!
値段などは、旅行記のほうをご覧ください♪ 目次


右の本の表紙は、アリゾナのアズライト。
しかし、ぜんぶフランス語なんだよな~そりゃそうだけど。


おっしまい。

追記)ちょっと写真を追加しておく。今回はスマホとコンデジだけ。沢山あるけどきりがないので。めっちゃ良さそうなカメラで一つずつ丁寧に撮っている学生さんもいたなぁ。





一番下は、水族館、という名前がついたカルセドニー。確かに!♪


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