2012年10月2日火曜日

イモトとマッターホルンのイケメン現地ガイド、ミハエルの会話

『イッテQ マッターホルン登頂プロジェクト』から、イモトとミハエル・レルエン氏の飴と鞭を絶妙に使い分ける鬼ガイドっぷりを書き起こしておきます。なぜ、とか聞かれても答えられません。(本当はあの「頭ぽんぽん」がすごく好きだから)

マッターホルンの空撮の美しさは、最後にウッチャンが明るい声で云っていた「NHKのBSハイビジョンみたいだったね~」にまったく同感でした。何て美しい山なんだ、マッターホルン……。

どんなに経験のある登山隊も、現地ガイドのテストを受けなければ登れない、と説明されて。
「合格できる基準は何ですか?」
「(イモトを両手で示しながら)君みたいに可愛いことだよ(言った後、自分でも大笑い)」

テストトライアル第一の山、リッフェルホルンで、イモトの腰にロープを付けながら。
「緊張することはない。行くぞ(と、イモトのお腹の肉をプニッとつまむ)」
腹筋でも調べたかったの!?

リッフェルホルンで高所恐怖症のイモトがパニックになって泣きだした時。
「泣くな! クライミング中は登ることだけに集中しろ!」
「怖いよぉ」
「(その後、イモトの頭をぽんぽんしながら)やればできるじゃないか。でも明日、今みたいに泣き出したらそこで終わりだからな」
山頂に着いたら、肩をぎゅっとしてくれました。

テストトライアル第二の山、ブライトホルンでの休憩時。イモトを見なおしてきた様子。
「(また頭を撫でながら)おまえ、強いな」
「(カメラに)褒められました」
「ストロング・ウーマン」
この後、何度も「ストロング・ウーマン」って言われたらしいです。いっそ、最後のキャプションも、「ストロング・ウーマン イモトアヤコに今後もご期待ください」でよかったのに(笑)。ちなみにここで唯一聞けるミハエルの本当の声は意外と渋くてかっこいい。

でもまたイモトが弱音を吐くと、厳しく叱る。
「怖い!」
「いちいちわめくな! 登ることに集中するんだ!」

「登れ!」
「ウェイト(待って)」
「ダメだ!登るんだ」
「ウェイト!(キレぎみ)」
ここらへんが一番鬼ガイドっぽい。

「(泣きそうな声で)もうイヤだよ……帰りたい」
「絶対に弱音は吐くな! 俺がロープをもっている、怖がる必要はない」
「(小さな声で)……イエス」
「(顔を近づけて)とにかく落ち着け。簡単な岩だ。高さは関係ない! 難しいことじゃないんだ。目の前の岩だけに集中しろ」
この後、イモトがぴたっと口をつぐんで喋らなくなるのが可愛い。そして、吹っ切れてきて。
「前しか見ないことに決めたんですよ。行くしかないから前しか見ないってこの事ですね。前だけ見て進む。後戻りできないよ。人生と一緒」

ブライトホルンの山頂で。
(頭をなでなでしながら)本当によく頑張ったな。大したもんだ」
やっぱり肩を抱いてくれますが、身長差がありすぎて、まるでお父さんと子どもです。
「マッターホルンOK?」
「合格だ!」

テストに合格して。
「正直複雑なんですよね。これよりスゴい所かと思うと怖くなってきますし」
「大丈夫! 自信を持て。お前とロープを繋ぎたい、俺がそう思ったんだ」

マッターホルンに雪が降ったため、リッフェルホルンでアイゼンをつけてのロック・クライミングの追試。アイゼンをつけてもあまりスピードが落ちないイモトに。
「凄いじゃないか。予想以上だ」

再びリッフェルホルン山頂で。
「二度目の登頂でございます。(ミハエルに)サンキュー」
「…(黙って頷き、自分のほっぺに、チューを催促)」
素早くチュッとして「惚れてまうやろ!!」

マッターホルンの前半は、後半の雪の状況が読めないので貯金を作ろうとして、ミハエルが飛ばす飛ばす。意思疎通ができなくて苛立つイモト。
「いいよ(他の隊を)越さなくて。なんで越そうとするの!」
カメラマン「イモトさん、リポート」
「出来ねぇよ!こんな状態で!」
カメラマン「“夜景がキレイですね”」
「夜景がキレイですね……(棒読み)」
「イモト、喋るな!」
「もう喋るなって言われます。(でも一応少しリポート) キレイですね……」

麓の石崎Dと無線で話す。
「(ペースが)死ぬほど速いんですけど。キレそうです速すぎて」
後ろでミハエルがにやにや。
でもどこかの小屋まで3時間かかると強制的に下山で、イモトは2時間40分だったらしいので、このとき飛ばしておいて正解だったのかも?さすが鬼ガイド(いや普通なんでしょうが)
「ツラいか?」
「イエス(へへっと笑う)」

ついに最後の難所フィックスロープを抜けて。
「もうちょっとですね。わぁ嬉しい」
「気を抜くなよ。まだ終わってない」
そして、山頂では、ちょっとしか映ってないけど、人差し指でイモトの涙を拭こうとしてました。

どうです、この顔だけじゃないイケメンっぷり。

まあ、英語で聞くとニュアンスが違うかもしれないけど。でもイモトがただの「女子」じゃなくて、体力も技術もガッツもあったから、逆に「頭ぽんぽん」って可愛がってもらったんでしょうね。

さすがに、ほっぺにチュー要求は、ルックスと、ヘルンリ・ルートの最速記録保持者っていう実力がなきゃ、さまにならなかったでしょうが……いや、何があっても十分チャラいけど。(追記)でも、同時にすごく男らしいんですよね。「俺がロープを持っているんだから、怖がる必要はない」とか。
ちなみに、アディダスにこのMichael Lerjen氏のページがあるそうです。

このイッテQ登山部を見ると、自分も人生頑張らなきゃなって気になります。アコンカグア編もよかったな。とくに頂上を目前にしながら「恨まれてもいい」って下山の決断をする角谷さんが……。それでこそ山岳ガイド。今回は晴天に恵まれたけど、もし山頂にヘリが近づけないような天候になったら、ミハエルも下山の決断をしたんでしょうね。

8000メートル級の山は世界に14峰しかなくて、どれもマンガ『孤高の人』に出てくるような山ばかり。今後はますます無理をしないでもらいたいものです。

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マナスル登頂回の感想 (書きなぐっただけですが……)

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