2011年4月26日火曜日

源氏物語の失われた巻

私の好きな映画の一つに、『時をかける少女』(細田守監督)があります。
これはアニメーションなんだけど、秀作なので、まだ見たことない人は、いつか見てほしい!

私は二度も観てしまいました(笑)。
細部まで美しい映像に、自分の高校時代を思い返して、じーんとすること間違いなしです。
チアキやコースケのようなカッコ不器用な男子は周りにはいなかったけどね(笑)。



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この映画に、上野の国立博物館にある絵の話がチラッと出てくるんです。
何百年も前の戦乱の世で描かれた絵で、穏やかなお顔の観音様の掛け軸みたいなもの。

で、(あまり書くとネタバレになってしまうけど)登場人物の一人が、「この絵を確実に見ることができるのは今の時代だけだ」、と。

長い間行方不明だった後、発見され、修復され、今の時代だけ国立博物館の片隅にひっそりと掛けられている。時の権力者でなくても、誰でも閲覧することができる。しかし、この後の時代にまた失われてしまうらしい。

この台詞を聞いたとき、ああ、私も一度だけ過去に行けるなら、多分平安時代に行くだろうな。源氏物語の失われた巻、藤原定家が源氏物語の整理をしたときすでに失われていたという、「桐壺」の後に続く巻を読んでみたいなあ、と思ったのです。

まあ、国宝源氏物語絵巻の完全版をデジカメに収めるのと、どちらがいいか、悩むところではありますが! これって研究者も一度は夢見ることじゃない?(笑)

失われたと言われている、源氏物語の「かかやく日の宮」という巻は、大野晋『源氏物語』で大分前に知りました。本当にあったのかどうかは、もう永遠に分からないことだけど、この本に書かれていることは説得力があると思いました。その引用は次に。

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