トルコのトルコ石
(エフェソス遺跡。連日夏のように暑く、持っていく洋服を完全に間違えたかんじ)
GWにトルコに行きました。よくあるイスタンブール、トロイ、エフェス、パムッカレ、カッパドキアを8日間でまわるツアーです。
お決まりの「お土産タイム」があり、トルコ石のお店に拉致……いや、連れて行っていただきました。
行ったのは、「AGAD(アガット)」という、コンヤの高級ホテルのロビーにも入っていた有名チェーン店。
最初に、偽物のトルコ石(一番左の列)の勉強。
ハウライトの表面だけ青く染めたのや、トルコ石の粉末を固めた練り物など(これは偽物ではないかもしれないけど価値は下がる)。
アクセサリーはデザインの関係で遠慮したけど、原石と見本は撮ってもいいと言われたので、バシバシ撮影。
ところで、「トルコではトルコ石は採れない」と、私は思っていたんだけど、一応、現地ガイドさんや店の人の話によると、二箇所で採れるらしい。
エルズルムという町と、イランやアゼルバイジャンの国境に近いアララト山付近。(Wikipediaのものすごく詳しいトルコ石の説明によると、イラン(ペルシャ)は昔からトルコ石の産地らしいので、ありなのかなと……)
エルズルム産は濃い青のトルコ石で、アララト山のは緑がかって模様があるトルコ石。
後者は「アンチック」と呼ばれて、最近は真っ青なものより人気があるらしい。
トルコ石は、トルコ人の間で贈り物になるので、特に国内で採れたものは数が少なく、外国には出て行かないと説明されました(本当かどうかはわかりません)。
私も「アンチック」のトルコ石のほうが気に入りました。緑がかったトルコ石は、本来は価値が低いらしいけど、色合いが優しくて素敵だし、模様がいろいろで面白い。
それに、アララト山(標高5137メートル)は、聖書でノアの方舟が漂着した山として有名。この店のトルコ石は一つずつ写真つきで政府の認定証が貰えるらしいので、ラベルも大丈夫だろう(?)
あとは値段だけだったけど、この値段が、ね……!!
たとえば、上の写真手前左のしずく型のルース、これはちょっと大きめだけど、八人くらいの諭吉さんが必要でした。高っ!! あっさり見送りです。
(価格交渉前なので、多少は安くなったかもしれないけど……いくら安くなっても、あの場に大勢いたお姉さんたちの人件費と、ガイドさんへのバックマージンが取られていると思うと。ちなみに、普通の大きさでシルバーの台座なら、4~5諭吉くらいでした。実際に買った人から聞きました)
まあ、本当に記念に買うつもりだったら、イスタンブールのグランド・バザールより安心かもしれませんが。コンヤのホテルのロビーにあるAGADと、価格を比べるの忘れちゃった。あと、もし今度トルコに行くときは、ルーペ(石理っていうの? 模様をよく見るために必要)を持っていこうと思いました。
→(追記)ミネラルショーでトルコ石の価格をチェックしたけど、トルコ産は見かけなかったですね。算出の多いアメリカ産やメキシコ産なら、こんなに茶色い部分がない色合いもさまざまなものが、安価にありました(まあ、安価かどうかは分からないけど、8に比べると。私がいいなと思った、綺麗な大きい青色のルースは2弱でした)。下の写真は2013年12月の東京ミネラルショーで。これだと一つ2もしないかな?
もう少し、トルコの話が続きます。大したもんじゃないけど。
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