2015年1月17日土曜日

映画の感想(ベイマックス、海月姫)

そろそろブログやTwitterのヘッダー画像を変えたいんですが(今の自分の気分に合わなくなってきた)、適当なものが見つかりません。
去年の旅行の写真などを見返しても、「すごく昔のこと」という感じがします。時の流れの速さおそるべしです。

時間が経ってしまったけど、ベイマックス他の感想を書いておこうかな、と。
(軽く内容に触れてるので、まだ観ていない方は気をつけてください)


ベイマックス

旦那さんが隣の席で泣いてる気配がしました。(本人は「目から汗をかいただけ」と言い張っています)
私も人のことは言えないですが……。

あまりストーリーに関係がないけど、一番印象に残ったこと。
それは「大学での研究」、「科学的な発見、発明」、「技術的革新」などが、とてもポジティブに描かれていることでした。とくに大学のキャンパスは、バラ色の近未来イメージで、素直に感心しましたね……。

『アメリ』の監督の新作『天才スピヴェット』にも、フリーエネルギーっぽい(観てないので分からず)回転する機械を発明する男の子が出てくるんですが、これは流行でしょうか。アメリカの科学に対する未来感は、あんなに明るいんですか?

でも、この映画を観た日本の子どもたちが、少しでも理系に興味を持ってくれたらいいな、なんて思ってしまいました。
やっぱり、「発見、発明」、大事。「技術の革新」こそ社会を変えます。

ヒロの発明は、3Dプリンタがアイディアの基礎にある気がします。スピリチュアルな本を読んだことがある方は、「おお」って思うかもしれません。

あとは、架空の街、「サンフランソウキョウ」の背景美術。
ヒロの家がある坂道は、函館? 神戸? みたい。
新橋や銀座などの高架下、あと、渋谷のハチ公前広場に半蔵門線の出口から階段を駆け上がっていく景色なども思い出してました。

街の中で暮らす人々のジェスチャーや喋り方は完全にアメリカ人です。
兄のタダシは、アメリカ人が考える理想のお兄さん、という感じ。
男の子を持つ親御さんは、涙腺が刺激されそうです。悲しいよね~あんないい息子が~

ベイマックスは普通に可愛かったです。
ぽへぽへ歩いているところとか。「おーっと(平坦)」とか。

国によってアピールポイントが大きく異なっているこの映画。
世界各国で異なる「ベイマックス」ポスター マーケティング手法の違いが顕著に(映画.com)
でも、ポスター詐欺というほどではなかったと思いますw

確かに、原題どおり「ヒーロー物」要素はあるけど、「優しさのあるロボット」という、この作品最大の売りは表現できていたのでは、と。
「優しさ部分」は、お兄さんが作ったものだから、ヒロは削除できないんですね。
でも、あるキッカケでその部分を外してしまうと……というシーンが、秀逸だなと思いました。

人間も、「優しさ部分」をハートから外してしまうと、あんなふうに破滅的になりそうです。

「優しさで世界を救えるか?」というキャッチコピーは、うーん、実は、ヒロが改造したベイマックスはかなり強いと思います。
だから、モヤモヤ感が残るんですが、少なくとも、力「だけ」で世界が救えるというアメリカ映画ではなかったと思います。バットマンみたいなマッチョなヒーローもいないですし(むしろバットマンを茶化していたような)。

「ヒーロー物」という体裁を取りつつ、ディズニーはちゃんと考えて作ってくれたと思います。恨みは次の恨みを生むだけだよね。

個人的には、何かで(DVDや飛行機で)もう一度くらい観たい映画。


海月姫


一人で『ゴーン・ガール』を観ようと思ったけど、暗くなりそうだったので、急きょ変更。
女装の男の子(菅田将暉)がとにかく綺麗で、ポジティブで、パワフルで、ほとんどそれを鑑賞したようなものでした。

主人公の女の子はクラゲオタクなんですが、「クラゲが趣味」というのは、私の中ではおしゃれなイメージがあります。昔、モデルさんで「休日は水族館でぼーっとクラゲを見るのが好きです♡」っていう人がいました。コミケも出てきません。

あまり期待せず観た分、オタクたちの言動には笑わせてもらいました。
ただ、ストーリーのうち政治家一家がらみの部分は、明らかにB級映画の香りがします。
ここはあくまで、「漫画」として楽しまなくてはいけません。

それにしても、頭の隅にかすかに引っかかるのは、「結局、おしゃれ人間の方が「上」なのか……」ということ。

主人公たちは、過剰なほど、「(おしゃれ人間より自分たちは)下だ、下だ」と思い込んでいて、その挙動不審ぶりが面白いのですが、まあ、しかし、本当は上とか下とかないと思うんです(笑)。自分も10代の頃にそう言われても納得できなかったと思うけど。五人が見違えるほどおしゃれな格好をしているエンドロールやパルコのグランバザールのポスターを見て、「あっ、それでめでたしめでたしなんですか? オタクのダサい恰好をおしゃれにするのがゴールだったんですか?」と、不思議に思ったりするのですが、原作の漫画の主題はまた違うのかもしれません。映画として成立させるためにはこれでよかったんだと思います。やっぱり能年玲奈ちゃんの可愛い恰好を見たいし、パルコだって洋服を売らなきゃいけませんから。それに「世の中の一般的な価値観では」、おしゃれなほうがいいってことになっていますし(何がおしゃれかというのも最近は難しいですが)。

ともかく、ファッションショーでの菅田くんが最後まで綺麗だった! 動作も女子。ちょっと声が低いかな、というくらいで全然違和感がなかったです。
最近は男子校の文化祭での女装が驚くほどハイレベルだったりしますし、古い考え方がなくなってきているのかなと感じます。