2013年8月23日金曜日

3Dで源氏物語の六条院をつくる(1)

名古屋ミネラルショーは、土曜の午後か日曜の午前中にのぞいてみるつもりです。

以下は石とは関係ない話です。
「源氏物語の六条院を3Dで作ってウォークスルーしたい」
挫折しないように(?)過程をブログに書いていこう。

(1)とりあえず、六条院の資料を集めた。一番手に入りやすいものだけ。

季刊 大林(No.34 「源氏物語」 1991年)
六条院復元プロジェクト号。東南の町の立面図、平面図、矩計図が載っている。建物に関するさまざまな考証がすごくおもしろい。

「五十四帖にも及ぶ長編物語に、数え切れないほどの場面をちりばめながら、六条院の記述に関して、建築学的な視点から矛盾した箇所はほとんどみられない」
「その構成力には、平安期の女性とは思えないスケールの大きさと緻密さを感じる」

そうそう! 故・河合隼雄先生も、「現在の小説の基となるような物語が生まれてくるのが、十四世紀のボッカチオによる『デカメロン』なのだから、(十一世紀の)『源氏物語』の先駆性は比類ないものである」(『縦糸横糸』)と書いていた。
紫式部は世界レベルの人だったと思う。

私も、全編読み終えた後は、こんな内容の小説が一千年前に書かれたことに、感動で言葉が出なかった。
そして、旦那が「つまらない、読み終えるのが苦痛」と言ったのが、すごーーく不満(笑)。
男性はある程度年齢がいかないと、紫の上や女三の宮や浮舟や……女性の心理が理解できないのか!?と、思っている(河合先生も五十歳過ぎて初めて読んだらしい。でも、「読み終わったときはその偉大さに圧倒されて眠れないほどであった」と)。


◆『源氏物語 六条院の生活』


京都には、「風俗博物館」という平安時代好きなら知らない者はない博物館がある。六条院の一部の1/4スケールモデルがあって、毎シーズン、さまざまな場面を考証に基づき再現してくれている! 東京にあれば足繁く通うんだけど……。

その「風俗博物館」の模型の写真がこれでもかと載っている一冊(だいぶ前に購入)。
ただ、建物自体の三面図がない。
博物館に尋ねれば、高価な資料があるかもしれないが……。
そのかわり、巻末にさまざまな調度品の図面が載っているのが嬉しい。

◆『図解 古建築入門 日本建築はどう造られているか』



上記の二冊で、柱の数や間取り、内部の室礼の様子は大体分かった(つもり)。
よく分からないのが、屋根……!!!
屋根なんかどうでもいい気もするけど、たとえば広縁に立って見上げたとき、垂木(たるき)が綺麗に並んでなかったら、いまいちな気がする(こだわり)。

この本は、法隆寺の建物だけど、礎石から順番に、組み立て段階の図面(これがすばらしい!)で分かりやすく解説してくれている。おおお、梁(はり)とか桁(けた)とか棟木(むなぎ)とか、名前くらいは誰でも聞いたことがあると思うけど、実際どこの部材を指すのか知ってます? マンションで育った私は勉強になりました。


この三冊で、とりあえず作り始めて、また分からなくなったらまた資料を探そうと思います。

たぶん、建物の基本的な部分は『季刊大林』、内部や細かいところは風俗博物館の模型写真、屋根の部分は、かなり推測が入りそうだけど、一応『古建築入門』を参考にして……という感じかな?


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4 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. こたろうさんへ

    どんどんおじゃましてください。コメント歓迎です!
    いま、頂いた3Dファイルのご紹介の記事を上げましたが、まだ途中なので
    (それに記事がすごく長くなってきたので)
    旅行後に続きを上げて、そうしてあらためて
    こたろうさんのブログにご報告に上がろうと思っていました。

    水晶・・・と3Dは直接は関係ないような気がしますが(^^)、
    水晶に限らず鉱物は、鉱物種ごとに結晶の構造がちがって、
    この「結晶」というのが、建築への興味と、どこか繋がっているのかもしれません・・・。

    旅行のため今日から1週間くらいネットに繋がないかもしれません。
    お返事も遅れてしまうかもしれませんが、ご容赦ください。><

    それではまた~。

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  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  4. わわ、重ね重ねありがとうございますm(_ _)m
    檜皮テクスチャつきのファイル、DLさせていただきました。

    それでは・・・行ってきます!

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