2013年9月14日土曜日

糸島産の紫水晶(一応水入り)


紫水晶 Amethyst
福岡県糸島市二丈町(この先は省略)
Nijyo-machi, Itoshima-shi, Fukuoka
27 * 12 * 12mm
18 * 13 * 11mm

名古屋ショーの戦利品です。

先日買ったグラデーションペーパー、サイズをよく確かめなかったので、すごく大きかった……。
こんな1~2センチの石を置いても、グラデーションなんて(多分絶対)分かりません。ほろり。

というわけで、いつもの白い紙で撮影。ガラスのシャーレは、机の上の石置き場として気に入ってます! 下の写真はそこそこ見た目に近いです。窓辺に置くとこんな感じ。


とても小さいし、表面は白く曇ったり、粘土(?)がついて、全然綺麗じゃないんですが……。


ご覧のとおり、内部にかなり濃い紫色の柱があって、目につきました。
光に透かさなくても結構、濃いです。

紫色だけなら、「外国産?」と思うくらい。
モロッコ産のアメシストとかそんな感じの色。


糸島市で道路工事か何かがあって、重機で山を掘り崩したら出てきた水晶だそうです。
こういう「○○工事による産出品」は時々ありますね。私は勝手に「ロードカット品」と呼んでいますが。

カナダは道路工事中に蛍石がよく出るそうで、私も持っているのですが(写真はアップしていない)、そのラベルが「Roadcut <ハイウェイ名>」となっています。

フランスのサン・ラファエル産の紫水晶も、何かの建設工事で出たもの。
厳密には「ロード」じゃないけど、私の頭の中では、「ロードカット品」に入っています(笑)。

このまま「ロードカット・コレクション」(造語)を増やしても面白いかもしれない……。


小さい方の結晶。
「こちらのほうが、産地の特徴(中心に紫色の柱があり周囲が透明)が出ています」とのこと。

光を当てると、汚れも目につくけど、紫色も綺麗に出ます。そして、そして……。


「水入り」じゃないか~~!! (一応……丸い泡が分かるでしょうか)


2~3ミリだけど、右上に動くんです(笑)

私的には、「濃い紫色」に加えて、もうひとつ購入のポイントがありました。
それは、「糸島」という産地名。

※ここから枠内は、日本古代史に興味のある方だけどうぞ!(笑)

玄界灘に面する糸島市は、邪馬台国の時代に、「伊都国」という国がありました。
『魏志倭人伝』にも載っている「伊都国」は、邪馬台国に従属し、大陸文化の中継地点でした。たとえば、帯方郡からの使者は訪れると必ずとどまりました。
そのため、発掘調査では大量の銅鏡が出土し(伊都国歴史博物館で見られるそうです)、大規模な環濠集落があったことが分かっています。

大雑把に言うと、縄文時代後期から、稲の栽培、鉄器の使用、組織的な「戦争」の概念まで、進んだ知識はだいたい大陸から入ってきました。おそらくは人間と一緒に渡ってきました。
そのとき、大陸からの大きな通り道のひとつだったのが玄界灘

※上野の科学博物館のパネルを追加。

大陸の進んだ知識をもつ人間たちは、北九州に定着し、縄文人と融合、又は征服しながら西日本に勢力を拡げていきます。(神武東征は神話ですが、何らかの歴史的経緯を反映していると思ってます。)そして、何百年も後の奈良盆地に、大和王権が誕生します。
つまり、現在千代田区にお住まいのあの方のはてしなく遠い先祖も、玄界灘を渡って糸島を通ってきた可能性がないとはいえないのです。

いやー、ロマンを感じますねー。まあ、「だ・か・ら・何」っていうか、こんなこじつけで水晶を買うのは私くらいでしょうけど!


それにしても、この紫色で水入りで、結晶が大きくて、表面がきれいだったら、本当に外国産みたい?

日本列島の奥深くには、まだそういう紫水晶も眠っているのかもしれませんね……。
(いや、この産地でもっと大きな標本が出ているのかな? 見てみたい!)

名古屋ショーは、これと、ルーマニア産の晶洞めのうしか買わなかったのですが、個人的には満足の結果でした。詳しく説明してくださった(そして英世価格までまけてくださった)お店の方に感謝です。

青春18きっぷで苦労して行った甲斐があったよ^^


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