2019年2月
2019/2/16 春は近づいている
ベランダに種をまいていた小松菜が、冬の2か月間、完全に成長を止めていたのが、最近の1,2週間で急に成長し始めた。植物って正直、まだこんなに寒いのに、春が近づいているのを知ってるんですね。
これは「しゃもじ小松菜」という、チンゲンサイとかけ合わせられる前の、昔の品種です。緑が濃くなく、葉っぱは柔らかい。
今年は、畑の抽選、当たるかなぁ……。
Twitterからですが。ベリル達。もっと増やしたいなぁ……。
2019/2/7 『七つの会議』感想
この映画、予告編がすごくよく出来ていて、
【野村萬斎のただ者じゃないオーラを放つサラリーマン姿をもっと見てみたい】
ただもうこれだけで映画館に出かけました。
その点、心から満足しました。心ゆくまで萬斎さん! あんな迫力あるダメサラリーマンいないよ!www
【ついでに、会社になんか謎があるらしい、その謎解きも面白そう】
こちらも、ぴったり伏線が回収されて満足感があります。
あと脇役まで豪華俳優陣で、萬斎さんの存在感と張り合える香川さんがすばらしかったです。アワビ
とはいえ画面がいつもほぼ男(オッサン)で占められていて、全然、癒しがない映画です。『メリー・ポピンズ』に入っていく人たちと全然客層が違ってさー。癒しといえばドーナツと朝倉あきだけですよ。朝倉あきさんは単に若い女性だから癒しなのではなくて、いや、それもあるのかな……つまり、彼女はもう辞めるから、そして女性の一般職(!)だから「会社の論理の外側にいる」んです。
予告編にもあったように、「もう、このあたりで手を引こう」って言われたとき、「私はこの会社で何が起こっているか、突き止めてみせます」ってすがすがしく言えるんですね。ほら、数少ない癒し。
個人的には、「平成最後にしては、会社がすごく古くさいな~」とも感じました。「こんな日本企業あるのかな~」と思ったけど、あるんだと思います、たぶん。偽装や隠蔽のニュースを思い起こすと。今までIT系の会社しか勤めたことがないので、女性社員が全員制服着てるっていう感覚がちょっとまず理解できなかったりする。あとオフィスで罵倒とかも正直「?」。たとえデスマーチの最中でも、そんな人いなかったと思うんだよね。うるさいだけだし、白けるだけ。
だけど、あそこまででなくても、似たような会社で会社員人生を何十年も送った人はいるわけで。映画を見て、かなりスカッとするんだろうなーと思います。
それに、そういう「日本的会社の論理」みたいなものも、その時代の、その場所でしか経験できないことではある。今の若い人は二十年も我慢しないと思うし。もちろん、あんなドラマチックな、悲壮な状況は、会社員人生で一度も経験しない人が多いと思いますが。そういう自分の人生では経験しないものを味わえるのが、映画や小説の醍醐味ですよね。
↓ちょっとネタバレになるので白くしておきますね。
面白かったんですが、一つだけ。
ラスボスの大御所様が何にも責任を取らないってどういうわけだーーー。あんたも隠蔽に加担しようとしてたのに。せめて引退くらいして欲しかった。御前会議なんて当然録音するにきまってるでしょーーー。何なら動画だよ(実際、村西副社長は携帯で音声を中継していた)。
でもこれが平成の作品の限界なのかな、とも感じました。「日本でいちばん偉い一握りの人たちは、裁かれない。」というメッセージ。思い当たること、現実世界にありすぎるでしょw ここが、ガラガラッとちゃんと崩れたとき、つまり誰が対象でも「間違ったことは間違っている」と平然と言えるようになったときに、ほんとに新しい時代が来るのかもしれないね。八角さんの最後の長台詞は、もちろん八角さんの意見として聞いたけど、いつまでもサムライじゃ困るんだよ! サムライ、別に全部がかっこいいわけじゃないからw と思ってました。古いあり方にしがみつくのはやめようよ。
一つ何か見たり読んだりすると、140文字以上のことを書きたくなってしまうことがある。そんなときのブログ。さすがの自由度の高さ。何書いてもいい。後で消してもいい。メモ代わり。
コメント
コメントを投稿
コメントは管理者が確認した後に公開されます。
(このブログや投稿にそぐわないと思った場合は公開しておりません)