大原、来迎院、寂光院
初めての場所を淡々と回る京都・その2です。
二日目の大原は、ボリューム的に三千院が大きいので、寂光院、来迎院、音なしの滝だけを先にアップします。
こういう場所で夏休みの宿題をしたいと思いました^^ 来迎院。
「音なしの滝」の手前にあるお寺で、声明(しょうみょう)の発祥地のひとつ。
薬師如来像などの仏像があります。
しかし、大原のいちばん奥まったところにあるので、
三千院の混雑が嘘のように観光客が少ないです(笑)
また、仏像に関心がなければ(私も今回はあまりなかった)、とくに見るところもないというか……いやいや!
この、いかにも山寺という雰囲気が素敵でした。
うす暗い中にひっそり置かれている三体の如来像(藤原時代、重文)も、いかにもさりげない。
自分が小学生で、夏休みにこういう山寺に泊まることになったら……物語が始まりそうだな……!と思ってワクワクしてしまいました。
近くに「音なしの滝」があります。
来迎院でさえ観光客がまばらなのに、この薄暗い道には(といっても、歩いて十分くらいですし、実際は緑のすがすがしい道ですが)観光客の男の人が一人いるだけでした。
マイナスイオン。
なお、ここから4時間登ると比叡山に着くようです。
滝が見えてきました。
気持ちいい水の音がしています。
なぜ「音なし」なのかというと、滝の前で声明(仏教のグレゴリオ聖歌みたいなもの。だいぶ違いますが)を唱えていたところ、滝の音が消えたという故事によるそうです。
普通は大声を出したからと解釈されるかもしれませんが、
ひょっとしてこれはノイズ・キャンセリング。
お坊さんは滝の音を打ち消す逆位相の波の声を発生させ、音波同士が打ち消し合って滝の音が消えたように感じたのかもしれません!
ほら、看板にも「声が和して」と書いてある。
ここで、ちょっと時間を巻き戻しまして。
実は、寂光院のほうから先に行ったので……。
京都駅からバスに揺られ、大原の一つ手前、「梅の宮前」から散策スタートしたのでした。
(で、さっそく梅宮神社を見るのを忘れました……)
この橋といい、大原はとてものどかな場所でした。
「乙が森」の左の道を入ります。
のんびり歩いて寂光院に到着。
さすがに風情満点でした。
紅葉の頃が最高なんだろうなと。
小さめのお堂は、15年前の放火後に、建て直されたもの。
焼けてしまったご本尊の中身(像内納入品)は無事で、収蔵庫に保管されているそうです。
まったく許せないことですな!
中には、彩色の美しい地蔵菩薩像、
建礼門院象と、そのおつきだった阿波内侍の像(この人の服装が大原女のもとになったとか)。
秋海棠(シュウカイドウ)が花盛りでした。
家の周りでは見たことがない花です。
ここでぼく地球を思い出してしまうのは年代か。
萩はまだ少し早かったです。
実際の庵室があったといわれる場所。
後白河法皇が訪れたとき、「一丈四方の仏間と寝所」だけだったという(『平家物語』)
いったん外に出て、寂光院のほぼ隣に、宮内庁が管理する建礼門院陵がありました。
どこかで見覚えがあると思ったら、「定子のお墓に行ったときのこと」で訪れた鳥辺野陵によく似ています。多分統一されているのでしょう。
ここから大原のバスターミナルに戻り、三千院に向かいました。こちらのほうが人通りもお土産屋さんも圧倒的に多かったです。(続く)
ランキング♪
二日目の大原は、ボリューム的に三千院が大きいので、寂光院、来迎院、音なしの滝だけを先にアップします。
こういう場所で夏休みの宿題をしたいと思いました^^ 来迎院。
「音なしの滝」の手前にあるお寺で、声明(しょうみょう)の発祥地のひとつ。
薬師如来像などの仏像があります。
しかし、大原のいちばん奥まったところにあるので、
三千院の混雑が嘘のように観光客が少ないです(笑)
また、仏像に関心がなければ(私も今回はあまりなかった)、とくに見るところもないというか……いやいや!
この、いかにも山寺という雰囲気が素敵でした。
うす暗い中にひっそり置かれている三体の如来像(藤原時代、重文)も、いかにもさりげない。
自分が小学生で、夏休みにこういう山寺に泊まることになったら……物語が始まりそうだな……!と思ってワクワクしてしまいました。
近くに「音なしの滝」があります。
来迎院でさえ観光客がまばらなのに、この薄暗い道には(といっても、歩いて十分くらいですし、実際は緑のすがすがしい道ですが)観光客の男の人が一人いるだけでした。
マイナスイオン。
なお、ここから4時間登ると比叡山に着くようです。
滝が見えてきました。
気持ちいい水の音がしています。
なぜ「音なし」なのかというと、滝の前で声明(仏教のグレゴリオ聖歌みたいなもの。だいぶ違いますが)を唱えていたところ、滝の音が消えたという故事によるそうです。
普通は大声を出したからと解釈されるかもしれませんが、
ひょっとしてこれはノイズ・キャンセリング。
お坊さんは滝の音を打ち消す逆位相の波の声を発生させ、音波同士が打ち消し合って滝の音が消えたように感じたのかもしれません!
ほら、看板にも「声が和して」と書いてある。
ここで、ちょっと時間を巻き戻しまして。
実は、寂光院のほうから先に行ったので……。
京都駅からバスに揺られ、大原の一つ手前、「梅の宮前」から散策スタートしたのでした。
(で、さっそく梅宮神社を見るのを忘れました……)
この橋といい、大原はとてものどかな場所でした。
「乙が森」の左の道を入ります。
のんびり歩いて寂光院に到着。
さすがに風情満点でした。
紅葉の頃が最高なんだろうなと。
小さめのお堂は、15年前の放火後に、建て直されたもの。
焼けてしまったご本尊の中身(像内納入品)は無事で、収蔵庫に保管されているそうです。
まったく許せないことですな!
中には、彩色の美しい地蔵菩薩像、
建礼門院象と、そのおつきだった阿波内侍の像(この人の服装が大原女のもとになったとか)。
秋海棠(シュウカイドウ)が花盛りでした。
家の周りでは見たことがない花です。
ここでぼく地球を思い出してしまうのは年代か。
萩はまだ少し早かったです。
実際の庵室があったといわれる場所。
後白河法皇が訪れたとき、「一丈四方の仏間と寝所」だけだったという(『平家物語』)
いったん外に出て、寂光院のほぼ隣に、宮内庁が管理する建礼門院陵がありました。
どこかで見覚えがあると思ったら、「定子のお墓に行ったときのこと」で訪れた鳥辺野陵によく似ています。多分統一されているのでしょう。
ここから大原のバスターミナルに戻り、三千院に向かいました。こちらのほうが人通りもお土産屋さんも圧倒的に多かったです。(続く)
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