2014年水耕栽培日記その1(トマト、レタス)

この5年間、一葉の緑もなかったわがベランダ。
この本を読んだばかりに、今年は様子が違ってきています。


100円ショップの水切りトレーなどで、水耕栽培を始めてみようという本。

とりあえず、誰でもできるというレタスと、一度育ててみたかったトマトで挑戦しました。
まだどちらも収穫できていませんが、携帯で撮影した画像がたまってきたので、「その1」として載せます。


植物の生命力ってすごい。
「その2」では収穫したいな~~。うむ。

本は読んだのですが、初心者なので、かなり試行錯誤してます(汗)

トマト


菜園といえばトマト。
と、いうイメージが私にはある。

大きな園芸店でたくさんのトマト苗(デルモンテやカゴメの品種なども選び放題)を見ていたら、欲しくなってしまった。


デルモンテの料理用トマトに惹かれたけど、「病気に強い接ぎ木苗」「プランターで育てられます」の文句を見て、確かに丈夫そうだったので、この苗を買ってきた。
正確な品種名は分からない。
これだけ大きくなってきたところを見るとミニトマトではなさそう。中玉トマトかと思う。

5月17日 
苗を買ってくる。ポットから引き抜き、水を入れたバケツで軽く洗って土を落とす。あまり神経質に洗わなくてもいいようだ、というより、根を痛めるのでやさしく扱うこと。

底と側面にたくさん穴の開いたプラかごと、トレー(どちらも100円)を用意しておく。
穴は根が出たり、通気性のために必要。色は黄色以外で。
あと、100円ショップでは、「増えるヤシの実繊維の土」も買っておく。水で増やして、同量のバーミキュライトと混ぜる。

プラかごに三角コーナー用の青いネットを広げ、その中にバーミキュライトとヤシの実繊維の土を入れて、トマト苗を植える。
この土は、根を張らせるためだけの、無菌の土。
根がしっかり張ったほうが背丈が伸びるし、倒れにくくなるので。

トレーには液肥(ハイポニカ、エコゲリラなど水耕栽培用)を3~4センチの深さまで入れ、以後、減った分を足します。

まあ、水耕栽培でやることは、基本これだけですね……。

水耕栽培といっても、液肥の循環装置は面倒なので使いません。
液肥は、私はエコゲリラを使っていますが、ハイポニカのほうが有名? スポイトで量を計るのも慣れてきました。pH値なども測定せず適当にやっているので偏っているかもしれないけど、今のところは大丈夫そうです。

なお、液肥はトレーに注ぐだけで十分です。親切心でトマトの根元からかけてやったら、土がトレーに流れ出すうえ、葉が丸まりました(これは「栄養過多」のサイン)。

5月19日
アルミの流し台シートを丸く切り、根元に敷く。プラ容器の上部もアルミホイルで覆う。
これはレタスのように藻対策ではなく、アブラムシ対策である。
アブラムシは銀色の反射光を嫌うのです!(知らなかった)

トマトは、第一花房が咲くころまでの若苗のころ、大きくなってからも水切れして弱った苗などにアブラムシが付きやすいとのこと。

アブラムシは羽虫が「ぶーん」と飛んでくるので、うちのようなマンションでも逃れられません。
実際、2、3度見かけたのですが、反射光のせいか、いつも葉の表側にいました。
なので、すぐ目について、さっそく退治。
いつも数匹だったので、せっせと退治しているうちに苗の勢いが増すと、不思議と見なくなりました。今のところは……。

ちなみに、こういうプラ容器ですが、黄色を買ってはダメ。
アブラムシは黄色が大好きで、黄色めがけて飛んでくるらしいです(うへ)。

5月22日 第一花房が咲きました。

第一花房がついた後、普通は脇芽を取ります。
二本立てにする場合は、第一花房の下の脇芽を伸ばし、それ以外の脇芽はとるそうです。
が、「別に取らなくても大丈夫」と、上記の本も、この本のお師匠(「いつでもレタス」というブログの管理人の方です)もおっしゃっているので、適当に、取ったり取らなかったりしています。
下のほうの葉は園芸店にいるうちに茂り過ぎていたので、少し整理。

5月26日 すぐ二番目の花房が出てきました。やる気満々です。
減った液肥をせっせと足しています。
トマトの葉や茎は、酸っぱいようなトマトの臭いがします♪
このころはまだ、毎日アブラムシがいないか丹念にチェックしていた。「トマトや、やつら(虫のこと)は来ていないかね?」と話しかけながら^^

6月1日 このあたりから、毎日ぐんぐん成長します。
少し葉が丸まったようになったので、また「栄養過多」のようです。
液肥の水分が蒸発して、濃度が濃くなってしまったのかも?
様子を見て、ときどき水をコップ半杯くらい加えることにしました。
このへんはトマトに「んっ? どうしてほしいのかね?」と話しかけながらやってます^^


6月9日 
第一花房は、立派な青い実になりました。
花が咲いてから50日くらいで赤くなるというので、まだ少しかかりそう。
それにくらべ、二段目の花房は、半分くらいが残念なことに。
梅雨入りと同時の大嵐で、花がたくさん落ちました……。

うちのベランダは、わりに強風が吹きつけるので、雨よけを工夫しなければ。


現在のトマト。

気ままにぐんぐん伸びています。
もうちょっと、脇芽を取ったほうがよかったかな?
まあ、今回は実験ということで、適当にやってみようか。
ちなみに、支柱は苗が小さいうちに立てたほうがいいです。(葉が茂ってどんどんやりづらくなる)

今は三段目の花が咲いているところ。
脇芽が伸びすぎて、花房も若干小さくなってきた気がしますが、放っておきます。
晴れた日は液肥も1日1リットル~1.5リットルぐらい飲むようになりました。
給水タンクを準備しないと。

レタス


5月13日 適当な容器に水をはり、スポンジ培地に種をまく。

スポンジは台所用スポンジをほどよい大きさに切って使用。
根が入り込めるように、上下の面に格子状に切れ込みを入れる。
メラミンスポンジも使ってみたが、不適ということが分かった……。

本来は、スポンジひとつにレタスの種二粒を置くのがいいようです。
種を置いたあとは、トイレットペーパーを全体にかけて、スポイトか小さいスポンジに水を含ませて、「ぽたぽた」とペーパーが破れないように湿らせる。

種売り場では「レタスミックス」と一緒に「クレソン」も買ったのでまいてみる。(写真上二つ)

芽が出るまで半日陰に置き、以後、移植まで水を切らさないようにする。

5月17日 芽が出たので日なたに移す。メラミンスポンジはかなり思い切って切れ込みを入れたにも関わらず、生育悪し。白い根がスポンジに入っていかず、浮き上がっている。

5月24日 メラミンスポンジで発芽した二つの芽は一緒にして、スポンジ培地に植え替えた。


5月28日 本葉が2~3枚出たころが植え替えどきらしい。なかなか大きくならず、スポンジが薄汚れた色になってきたので、栽培層に移植することにする。

用意したもの 液肥、水切りトレー、バーミキュライト(鉱物を砕いた無菌の土)、三角コーナー用の青いネット、プラコップ(うちはゼリーのカップです、理由は後述)。
あるといいもの アルミの流し台シート、アルミホイル。これは藻の発生防止用。
作業用 プラスチックスプーンや割り箸など。

あらかじめ、スポンジ培地がはまるように、プラコップの底を10円玉大に切り抜いておく。
……ところが、私が買ったプラコップは、ものが良すぎて、プラスチックが固い! カッターで悪戦苦闘したけど、全然切り抜けない。底がギザギザだと青いネットに引っかかってしまうし。
次回のプラコップは、薄くてへろっとしたものを買うことにしよう。
しょうがないので、手近にあったゼリーのカップを利用することにする。
アルミシートもゼリーのカップに合わせて切り抜く。

100円ショップの水切りトレーに三角コーナー用の網を開いて敷き、バーミキュライトを大きいプラカップ1.5杯くらい、全面を薄く覆うように入れる。ゼリーのカップを土とアルミシートにはめて、中にスポンジを植え、バーミキュライトをスプーンでパラパラ入れて、スポンジを隠す。液肥をひたひたになるまで注ぐ。

いいプラカップがなかったので、クレソンはむき出しになってます。。。ごめんよう。


アルミシートだけでなく、トレーの上部もアルミホイルで覆っています。
光を遮断して、藻の発生を防止するためだそう。

6月3日 クレソンにもプラカップを作ってあげた。
しかし、時すでに遅し、クレソンの周りだけ藻が発生しかけている……!

6月9日 クレソンはスポンジ培地では根が伸びないのか、大きくならない。地面が緑色っぽくなり、藻の巣窟になりそうな気配がするので撤去した。ごめんよう。。。次はパーライト培地に種をまいてみるね。

この頃(20日目くらい)から、ようやく毎日の成長が分かるようになってきた。

ペットボトルは給水タンクで、中には液肥が入っている。底の方にきりで小さな穴をあけてある。トレーの液肥が減ると穴から空気が入って中身が出るという仕組み。毎日様子を見て足している。

「レタスミックス」だったので、赤っぽい葉のものや、ひらひらしたものや、いろんな種類が生えている。ベビーリーフとしてはもう十分美味しそう。

なお、うちのベランダの日照時間は3~4時間。
レタスは、直射日光がガンガン当たっているときは元気がなさそうにしていて、日陰(明るい日陰)になると生き生きしています。
トマトは雨続きのときは元気がなく花も落ちたりしていたけど、最近は晴れて暑いので機嫌がよさそうです。

今のところは、トマトよりレタスのほうが試行錯誤という感じ。
トマトは、ひたすら液肥を足しています。
最近は二日に一度は2リットルペットボトルで液肥を作っているかな。

クレソンは別のやり方で再挑戦するので「その2」に。
「その2」に続きます! 

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