2015年東京ミネラルショー(池袋ショー)


2015年池袋ショーに行ってきました。
今回の特別展示は、フローライト!
Emringer Gilles氏のコレクションには、アルプスのグインデル、煙水晶つきピンクフローライトなどもあって、水晶が好きでも楽しめました!

(12/5 二日目の訪問を追記)

初日、ちょっと出遅れてしまい、開場ギリギリに到着。
(定時10分くらい前に開場、当日券の場合は別の列になります)
もちろんカレンダーも貰わず。
でも、ホリさんのところでいただいたからいいの!
Lapisのカレンダーは見当たらないし。

今年は、新産の水晶の話も聞かず。(?)
いつものように、下の階の海外の業者さんから見て回りました。
私が入ったときはもう第一陣は買い物を済ませておられ、何を買われたのかな、と、つい隣が気になりました(笑)

戦利品は二箱です。

(1)二階の結構好きなカナダのお店、ジェフリーマインのガーネット。
形はちょっと崩れているけど、なかなかに宝石質。
小さいのが一個欲しいと思っていたので、即決。
右側の方が色が濃くて気に入ったけど、二個でディスカウントしてもらえたので両方!Thanks

(2)もう一つはUSKさんの美品のなかで迷った末、特別展示のアルプスのピンクフローライトを見て影響され、これにしました。
前から一つは欲しかった組み合わせ。
決め手は、煙水晶のトップが完全でうつくしいこと。あと、ほんの少し母岩が付いている。
中国の水晶つき淡い水色フローライトも、とても綺麗でした!


それから、池袋リブロ(ここも好きだった)の後にできた三省堂の四階も行きました。
メルキュール骨董店「ナチュラルヒストリエ」
鉱物は一部だけですが(東京サイエンスさん)、アンティークの品々がところ狭しと並ぶ様子は、ある種の人にとっては、夢の空間。

騎士団ペンダントは古い箱も含めて味わいがあり、20世紀初頭の星座早見盤、Twitterにも写真が出ている義眼は本物みたいな精巧さ。


無印良品を出ると、コメダができていたので軽食を食べて、明日もまた行くからと思って、さくっと撤退……。
そういえば、今回は知り合いをほとんどお見かけしなかったなぁ。





そして二日目。


予算も尽きているので、のんびりと見て回ります。

・あ、コムロさんの乙女鉱山の水晶クラスターに売約済みの札が。
・ペトロフさんのところのミニミニ紫水晶クラスターが見当たらない。
(濃紫の結晶が複数ついているブランドバーグ産。5倍の大きさがあったら相当な価格だっただろうなと)

戦利品はないかと思ったけど、結局二点。


国産水晶の詳しい本と、ルーマニアの白水晶(Quarz on Quartz)。


サイズがねーーーー少し大きかったのですが。
スモールキャビネットなので、ギリッギリ許容範囲?

細かい水晶が樹氷のようで、全体のたたずまいもよくて、気に入ってしまいました。
写真より白っぽい感じ。
眺めていて飽きない。

ルーマニア産がひとつ欲しかったのです。
 (もう一度行きたい国!→ルーマニアとブルガリアは雪だった(2014/2)
ブルガリア産のアメシストは旅先で買えたので。
ああ、嬉しい。





特別展示はエミリンガー・ジール氏の蛍石コレクション。

蛍石のことはよく分からないながら、後学のためひたすら写真撮影。
アルプスのピンクフローライトは見ごたえある大きさと発色で、ひとつだけ持って帰っていいと言われたら、悪いけどこれにします(小ぶりのおにぎりみたいな単結晶ではなく、群晶のほうで)。
あの赤色が好き!

水晶コレクターなら、グインデルかスモーキーと言わなければいけないですが。
それでいうなら、コートダジュール、ヴァール県の立方体のフローライトに白砂糖をまぶしたみたいに水晶がついているもの、このタイプいつか欲しいです。お高いかしら……。
あと、パンフではFontsante鉱山に「ピラミッド型の紫水晶を産する」と書かれているのですが、どういうものだろう?

ジール氏のコレクションではありませんが、水晶共生なら尾平鉱山の標本も素晴らしかった。
グリーンファントムの水晶群晶だけでも見事なのに、それより一段明るい緑の蛍石が。
絶対手に入らないものです……。

遠目からは、イングランドの母岩つき青い蛍石、コロンビアの蛍石も輝いていたと思います……。
(いやもちろん近くでも輝いているけど、遠目でもインパクト大という意味で)





その他、気になった標本。

・基本的に最初に紫水晶に目がいくので……あと、スモーキーが入っている色の濃いものが好み。
 Kristalleさんのショーケースのモンタナ、三階のIRUKAさんのちょっとトルネードっぽいブランドバーグ産、どちらもいいなぁと。

・ツァボライト、エメラルドなどの原石。
 見るだけ(゜-゜)

 先日のブルガリ展、すばらしい大きさのエメラルドをたくさん見たのですが、あれだけの大きさになると、肉眼でも内部が均一でなく、傷?気泡?があるのが分かります。
 シドニィ・シェルダンの本で、宝石詐欺のセリフ、
 「傷のないエメラルドなんて、ないわ(傷がないなら、そのエメラルドは偽物よ)」
 を、思い出しました。
 天然の証ということだと思います。
 さすがに、テイラーコレクション並みの色合いと輝きのエメラルド原石は会場のどこにもなかったと思います。
 すごく小さくてウン十万円のものがありましたが……。

・蛍石では一つ欲しいものがあり。
 立方体で外側がカラーレス、内側に色、できれば濃い紫が入っているもの。
 (水晶と共生ならなおよし。あるのかどうか分からないけど)
 今回、CWさんのbikow mine(シベリア)蛍石とタケダさんのLlamas Quarry(スペイン)蛍石で雰囲気が好みだな、と思うものがあったのですが、より理想に近いものを求めて、見送り……かわいかったのですが。

・アクアマリンも、Lapisのカレンダーの11月のページを見ると買えなくなってしまいます。

・あとは、自分では欲しいとは思わなかったけど、ミュンヘンでタンザナイトがたくさん出たらしく、あちこちで見かけました。

・あとあと、いつも下の階から見てしまいますが、実は上の階にも見どころが沢山。初日は上の階でしか買っていないし。来年は上の階から行こうかなぁ。(大体はよく話に出てくるお店を回ってます♪ 某鉱物店が並んでいて店主さんたち仲良さそうだった……)




ああ、楽しかった!
自分では結構、絞り込めて、いい買い物ができたと思っています。

池袋ショーが終わるとそろそろ年の瀬を感じますねー^^ (あ、まだあと二日あるけど!)



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