2018年の畑(6月)トマト
六月は、いろいろ気づきがあった月でした~。
作物もぐんぐん伸びましたしね。
この月、自分的にハッ!と気づいたのは、
(1) 家庭菜園というのは、"元を取る"という気持ちでやるものじゃない。
(2) 地上に出ている部分だけを見て、葉が枯れたとか、実のつきが悪いとか、一喜一憂しているのは、たぶん初心者。
(根っこがとても大事で、根っこも含めて植物体全体を考えなくてはいけない。土、そして、土壌微生物がとても大事)
(2) は、ベランダ用に激安の土を買ったら、梅雨時に、たぶんキノコだと思うけど謎の物体が生えてきたのにショックを受け、土についての本を読み始めたのがきっかけで。そのうち書くかもしれません。土は大事だよ!! :;(∩´﹏`∩);:
先月、もらった分が余っているからと、一つまみずつのところを、結構ザーッと肥料を上げてしまった私。一週間後に行ったら、気になる変化が表れていました。
・奇形果?が2~3粒できていた。
それに、梅雨のせいもあるけど、三、四段目はかなり花が落ちてしまった。一つしかついていない株もある。
・大玉トマトで、花芽の先に葉が出てきた。
それぞれの株で、三つくらいそうなりました。
・アブラムシがやってきた。
黄緑色の太ったアブラムシが突然あらわれ、「ひょえっ」と。
急になぜなのか?
先月は一度も見かけたことがなかったのに。
ネットで調べ、いろいろ考えたところ、肥料過多によるトマトの生理不調、ではないか、と自分の中では結論しました。
先生も「アブラムシは肥料のやりすぎで寄ってくることが多い」とおっしゃっていたので。
アブラムシは、このときまだあまり広がっていなくて、全部手で取ったのがよかったのか、しばらくすると見かけなくなりました。(しかし、七月に入ると復活します)
でも、大玉トマトの不調はしばらく続いた気がします。
たとえば、大きくなってきた青い実が、突然地面に落ちてしまったり。
たぶん、株が弱っているからだと思うんですよね……。
さらに言えば、根っこが上手くいっていないんだろう、と。
今回は大玉もミニも一本仕立て。トマトはてっぺんにある芽が伸びやすいので、脇芽が主枝よりも高くなってはいけません。
しかし、脇芽かきのやり方で新たに学んだのは、まず、
・小さい脇芽は取らない
脇芽が伸びるとき、根も伸びるので、5センチ~と少し大きくなってからかきとるのがいいらしいです。これ、知りませんでした。脇芽は豆粒みたいな大きさでも、とにかく摘めばいいと思っていた……。
ただ、しょっちゅう農場に来られるならいいけど、二週間放置するような場合は小さい脇芽も摘んだほうがいいのかな? 梅雨前はとくにあっという間に伸びます、脇芽。株の下のほうから伸びてくるやつが、気づきにくくて要注意ですね!
・脇芽は、ピッとかきとる
実演してもらって、びっくりしました。早業でw
脇芽の組織だけきれいに茎から外すのが、ダメージが少なくていいそうです。
今まで、爪を立てて途中からちぎっていたので、「こういうふうにやるのか」と思いました。何でも、教えてもらわないと分からないものです。
大きくなってしまった脇芽はハサミで切るのですが、1センチくらい残して切ると、菌が主枝に入りづらくなるそうです。
雨の日は、いずれのやり方でも菌が入りやすいので、脇芽かきはしません。
さらに、これは自分調べですが、花が咲いているくらいの大きな脇芽の場合。
株が元気なら、晴れた日に根元からジョキンとやってもいいですが、たとえば、半分残して切り落とし、一週間後にさらに根元で切る、というふうに二段階でやると、ダメージが少なくなるそうです。(覚えておこう)
畝の両側にみぞを掘って、もう一度追肥。
今回からは、畝全体で施肥するので、一人多すぎたりしません!
それより、雑草がかなり伸びていて、みぞを掘るのが大変でした。
これから暑くなるので、マルチの上に敷き藁をしました。
六月後半になると、一段目の実が次々赤くなる!
一段目の最初のほうの実は、結構、皮がひび荒れています。
なぜだろう?
こういうところがプロ農家さんとの差なのかな?
ただ、皮はだんだん綺麗になっていきます。
大玉は湯むきして食べるので、問題なし!
イエローアイコもどんどん実をつけています。
しかし、普通のスーパーで売られているアイコ(↓写真左)よりだいぶ大きい気が。
そのぶん皮も厚いので、こちらも湯むきして食べています。
同じ班の方とも話したのですが、
「木で完熟させると、やっぱり味が違いますね」と。
最近は、ぎりぎりどれくらいまで木で完熟させられるか分かってきました。
トマトは少し青い状態でとっても、常温で追熟させることで、緑色の色素が抜けて真っ赤になるのですが、甘味はとったときに決まるそうです。
話を戻して、なぜ先月、肥料を多めにあげてしまったかというと、肥料はあげればあげるほど効くはず(←うそ)という、素人の無知からなんですが。
その根底にあるのは、何ていうか、「欲」なんですよね~。
大きな実をとりたい、願わくば、同じ班の他の人よりたくさん収穫したい(笑)
というような。
そういう気持ちが、自分のどこかにあったんだな~と。
でも、もし、収量とか、"元を取る"とか考えていたら、それは取れるわけないですよね。
プロの農家さんにまかせて、近所のスーパーで大きくて見た目も綺麗な野菜を、安く買ったほうがいいわけで。
暑い中、汗をかくこともないし。
だから、そういうものじゃないんだよなぁ、と。家庭菜園は。
大体、今回いちばん大事なのは、栽培の勉強ですしね。
というわけで、へんな「欲」は持たないようにしよう、と思いました(笑)。
できるぶんだけ、できてくれたらいいよ。
肥料で太らせた野菜がいいとはかぎらない、という本。
ためになりました。
お読みいただき、ありがとうございます。
続きます。→2018年の畑(6月)ナス、ピーマン、枝豆、コーン
作物もぐんぐん伸びましたしね。
この月、自分的にハッ!と気づいたのは、
(1) 家庭菜園というのは、"元を取る"という気持ちでやるものじゃない。
(2) 地上に出ている部分だけを見て、葉が枯れたとか、実のつきが悪いとか、一喜一憂しているのは、たぶん初心者。
(根っこがとても大事で、根っこも含めて植物体全体を考えなくてはいけない。土、そして、土壌微生物がとても大事)
(2) は、ベランダ用に激安の土を買ったら、梅雨時に、たぶんキノコだと思うけど謎の物体が生えてきたのにショックを受け、土についての本を読み始めたのがきっかけで。そのうち書くかもしれません。土は大事だよ!! :;(∩´﹏`∩);:
トマト
肥料やりすぎ
先月、もらった分が余っているからと、一つまみずつのところを、結構ザーッと肥料を上げてしまった私。一週間後に行ったら、気になる変化が表れていました。
最初からひび割れが入っている実 |
・奇形果?が2~3粒できていた。
それに、梅雨のせいもあるけど、三、四段目はかなり花が落ちてしまった。一つしかついていない株もある。
一つだけ、さびしいよ~ |
・大玉トマトで、花芽の先に葉が出てきた。
それぞれの株で、三つくらいそうなりました。
葉が伸びようとしています! |
・アブラムシがやってきた。
黄緑色の太ったアブラムシが突然あらわれ、「ひょえっ」と。
急になぜなのか?
先月は一度も見かけたことがなかったのに。
ネットで調べ、いろいろ考えたところ、肥料過多によるトマトの生理不調、ではないか、と自分の中では結論しました。
先生も「アブラムシは肥料のやりすぎで寄ってくることが多い」とおっしゃっていたので。
アブラムシは、このときまだあまり広がっていなくて、全部手で取ったのがよかったのか、しばらくすると見かけなくなりました。(しかし、七月に入ると復活します)
もっとも不調と思われるトマト二号(6/4)。 背丈は伸びず、二段目以降の実の数が少ない。 |
でも、大玉トマトの不調はしばらく続いた気がします。
たとえば、大きくなってきた青い実が、突然地面に落ちてしまったり。
たぶん、株が弱っているからだと思うんですよね……。
さらに言えば、根っこが上手くいっていないんだろう、と。
脇芽かき
今回は大玉もミニも一本仕立て。トマトはてっぺんにある芽が伸びやすいので、脇芽が主枝よりも高くなってはいけません。
しかし、脇芽かきのやり方で新たに学んだのは、まず、
・小さい脇芽は取らない
脇芽が伸びるとき、根も伸びるので、5センチ~と少し大きくなってからかきとるのがいいらしいです。これ、知りませんでした。脇芽は豆粒みたいな大きさでも、とにかく摘めばいいと思っていた……。
ただ、しょっちゅう農場に来られるならいいけど、二週間放置するような場合は小さい脇芽も摘んだほうがいいのかな? 梅雨前はとくにあっという間に伸びます、脇芽。株の下のほうから伸びてくるやつが、気づきにくくて要注意ですね!
・脇芽は、ピッとかきとる
実演してもらって、びっくりしました。早業でw
脇芽の組織だけきれいに茎から外すのが、ダメージが少なくていいそうです。
今まで、爪を立てて途中からちぎっていたので、「こういうふうにやるのか」と思いました。何でも、教えてもらわないと分からないものです。
必ずもう一方の手で茎をしっかり押さえてから、ピッと。 (これも、適切な写真じゃないけど) 失敗すると、トマトの茎を裂いてしまう。 それくらいなら、ハサミを使った方がいいです。 |
大きくなってしまった脇芽はハサミで切るのですが、1センチくらい残して切ると、菌が主枝に入りづらくなるそうです。
雨の日は、いずれのやり方でも菌が入りやすいので、脇芽かきはしません。
さらに、これは自分調べですが、花が咲いているくらいの大きな脇芽の場合。
株が元気なら、晴れた日に根元からジョキンとやってもいいですが、たとえば、半分残して切り落とし、一週間後にさらに根元で切る、というふうに二段階でやると、ダメージが少なくなるそうです。(覚えておこう)
収穫
黄色い糸は、防鳥糸。 農場の方が張って下さった……。 |
畝の両側にみぞを掘って、もう一度追肥。
今回からは、畝全体で施肥するので、一人多すぎたりしません!
それより、雑草がかなり伸びていて、みぞを掘るのが大変でした。
これから暑くなるので、マルチの上に敷き藁をしました。
六月後半になると、一段目の実が次々赤くなる!
うれしい初収穫! |
一段目の最初のほうの実は、結構、皮がひび荒れています。
なぜだろう?
こういうところがプロ農家さんとの差なのかな?
ただ、皮はだんだん綺麗になっていきます。
大玉は湯むきして食べるので、問題なし!
イエローアイコもどんどん実をつけています。
オレンジっぽくなるくらい完熟させたほうが、美味しいです。 ただ、雨が降るとすぐ実割れします。 でも、家庭用だから、多少はOK。美味しいほうがいい。 |
しかし、普通のスーパーで売られているアイコ(↓写真左)よりだいぶ大きい気が。
そのぶん皮も厚いので、こちらも湯むきして食べています。
同じ班の方とも話したのですが、
「木で完熟させると、やっぱり味が違いますね」と。
最近は、ぎりぎりどれくらいまで木で完熟させられるか分かってきました。
トマトは少し青い状態でとっても、常温で追熟させることで、緑色の色素が抜けて真っ赤になるのですが、甘味はとったときに決まるそうです。
といっても、遅すぎると落ちてしまうので、適期収穫! |
最後に
話を戻して、なぜ先月、肥料を多めにあげてしまったかというと、肥料はあげればあげるほど効くはず(←うそ)という、素人の無知からなんですが。
その根底にあるのは、何ていうか、「欲」なんですよね~。
大きな実をとりたい、願わくば、同じ班の他の人よりたくさん収穫したい(笑)
というような。
そういう気持ちが、自分のどこかにあったんだな~と。
でも、もし、収量とか、"元を取る"とか考えていたら、それは取れるわけないですよね。
プロの農家さんにまかせて、近所のスーパーで大きくて見た目も綺麗な野菜を、安く買ったほうがいいわけで。
暑い中、汗をかくこともないし。
だから、そういうものじゃないんだよなぁ、と。家庭菜園は。
大体、今回いちばん大事なのは、栽培の勉強ですしね。
というわけで、へんな「欲」は持たないようにしよう、と思いました(笑)。
できるぶんだけ、できてくれたらいいよ。
肥料で太らせた野菜がいいとはかぎらない、という本。
ためになりました。
お読みいただき、ありがとうございます。
続きます。→2018年の畑(6月)ナス、ピーマン、枝豆、コーン
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