松浦武四郎展 古墳時代の琅かん勾玉など

これも、池袋ショーの前に……。
静嘉堂文庫の「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」が12/8までだったので、見に行ってきた。

幕末に蝦夷地を六回に渡り調査、「北海道」の名付け親とされる松浦武四郎は、好古家(古いものが好き)で、古墳時代の勾玉もたくさん収集したらしい。


ポスターになっているのは現存する唯一の写真で、「ん? これ首飾りなの?」と目を疑う大きさの、色とりどりの玉を連ねた首飾りをかけている。嬉しそうな表情です。



というわけで、この首飾りの実物を見に行ってきた。
玉類の見どころは、このポスターの大首飾りと、翡翠の大勾玉を連ねた首飾りの二つのみ

大首飾りは、碧玉製管玉72点、水晶製切子玉68点、水晶製勾玉5点、硬玉製勾玉8点、赤い瑪瑙製勾玉18点などで構成されている。いずれも古墳時代の玉。

ガラスケースにべったり寄って見てしまった。

古墳時代の水晶製切子玉は、なかなかうまくカッティングされていた。
ポスターだと小さく見えるけど、一つの切子玉が2~3センチと大きい(記憶なので不確かです)。
草みたいなインクルージョン(?)が入っていたと思う。水晶製勾玉も透明感があってきれいだった。

もう一つの逸品は、大勾玉のネックレス。
古墳時代の翡翠の勾玉7点と、濃紺のガラス小玉などで構成されている。
すごい! 勾玉の大きいこと(4~5センチある)、深緑色の美しいこと。
一個だけ、足の突き出た、妙な形の勾玉がある。

こんな古墳時代の玉を集めて、自分でネックレスを作ってしまうなんて、なんという贅沢。
今の時代には絶対考えられないこと……。


古墳時代の古鈴のコレクションもよかった。
五鈴、三鈴などいろいろある。かなり大きなものも。
一体どんな使われ方をしていたのか。
鈴がついた手のひらサイズの鏡、六鈴鏡や、鈴つきブレスレット(?)が可愛かった。
でも、古鈴類はポストカードがなかった……残念。
上の写真はアンケート用紙の裏のスケッチ。

明日から池袋ショーです。
体調に気をつけて、楽しみましょう~。
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