2016年9月8日木曜日

【メモ】民主主義とほら吹きとの戦い

「民主主義とほら吹きとの戦い」
('Global elites must heed the warning of populist rage' Financial Times, July 20,2016)

英ファイナンシャル・タイムズ紙の副編集長が、「西側政府のエリートは国民の怒りに耳を傾けるべき」と警告している、何がなされるべきかの提言を10年、20年経ってから見直してみたいのでメモっておきます。

「ほら吹き」とは、英国のEU離脱派、それと、ズバリ米大統領候補のトランプ氏を指しているみたいですね……以下、引用させていただきます。

第1に、繁栄は相互依存によってもたらされることを理解する必要がある。主権の主張と世界的な協力の必要性を調和させることが重要である。国自体ではできないこと、すなわち基本的な世界の公共財の供給に焦点を当てるべきである。この点から今優先すべきは気候変動である。

第2は資本主義の改革である。金融の役割が大きすぎる。株主の利益が重視され過ぎている。

第3に各国ではできない分野での国際協力で、脱税対策が最も重要だろう。

第4に投資、技術革新の推進、最低賃金の引き上げなどにより経済成長を加速させることである。

第5にほら吹きと戦うことである。労働者の流入を防いでも賃金を変革できない。輸入制限は高くつき、製造業の雇用比率を上げることに繋がらない。



第1、これは世界の公共財=地球環境を、もっと皆で考えなきゃいけない、ということかと。
あと、もちろん、世界規模の戦争を起こさないこと。
「繁栄は相互依存によってもたらされる」。そうそう!

第2、第3は、資本主義のアップデートの話。長くなるので省略。(ex.『資本主義の終焉と歴史の危機』)

イギリスのEU離脱は、一つの警告かと。
いまのグローバリズムには、「強者のためのグローバリズム」という側面があり(資金は簡単に国境を越えるが、労働者はそうではない)、エリートが大衆の怒りに耳を傾けないと彼らは「ほら吹き」を信じてしまうということ。

第4は、「IoT」だの「フィンテック」だの言われているけど、第2と第3の資本主義のアップデートと合わせ、次の時代の社会システムを作り上げた国が、21世紀の繁栄を手にする。
新しい世界像が、現段階では完全に見えていないから、何とも言えないけど。
現在の有力候補はやっぱりドイツ?

第5は、トランプさんの話?(笑)
とはいえ、ヒラリーさんも若いミレニアル世代にはあまり誠実な人物とは思われていないのが気になる。良くも悪くも「やり手の政治家」という感じ。ヒラリーさんは、選挙前に何を言おうと、いったん大統領になればTPPを推進すると思う(そういうことができる、旧来の政治家タイプだと思う)。
クリントン財団の疑惑もある。



いろいろ歪みもあるでしょうが、今という時代はとても面白い時代だと思います。
自分が生きているうちに様々な分野の変化を目にすることになるだろうと思うと、ワクワクしますね。

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