2018年東京ミネラルショー(池袋ショー)
一年のしめくくり、恒例の東京ミネラルショーに行ってきました!
平成最後の(今年は何でもこれ)池袋ショー、とにかく楽しかったです!
初日
開場一時間前には到着。それでもカレンダーには届かずでした。
とくに目的の鉱物や業者さんはなかったので、入ってすぐエリアCから見て回りました。海外の業者さんが多く、せっかくの池袋ショーなので、最初に見ることが多いエリアです。
壁際のフランスのお店が、可愛い標本が多くて吸い込まれ、最初の自然金をゲット。後で気づきましたが、去年これを買ったお店と同じ女性店主さんだった気がします。
それから順次探索の手を広げて、二階、三階をざっくり一周。
とにかく広いので、まずは気になったところだけ。
真っ白い壁と照明が迫力あるガネマニさんで、日本式双晶の水晶、今はすごく小さいのしか持っていないので、これくらいの大きさがちょうどいい! と、すぐゲット。
それから、エメラルドのtweetをされていた、まんぷくさんへ。
今回はプチプラ狙いだったので、エメラルドは無理だろう……と思ってましたが、エチオピアの新産出エリアのエメラルドが均一価格で、テンションが上がりました。初日だったのでまだたくさんあり、じっくり選んで二つチョイス。
透明感もあるし、結晶も分かる! 嬉しいです。
もちろん、M-Stoneさんのエメラルド祭りも、見るだけ見に行きます。すばらしー!
同じような高価格帯でも、タイプの違ういろいろな標本があって、これから好みの逸品を選ぶ楽しみがあるなぁ、と思いました(*´ω`)モノハイイヨウ
ここでランチ会へ! いつものラ・メゾン。
朋子さん、あだちみずはさん、くつ箱さん、momoさん、こやまさん、iruさんと、賑やかで楽しいひと時でした。ありがとうございました。
お手配くださった朋子さん(しかも、夜会まで)大変お世話になりました。
皆さまの戦利品を見ていくのも楽しいし、momoさんがグラデーションマニア(!)らしい、圧巻のタンザナイト群を持ってきて下さり、もう目の保養!
一方で、あだちさんが拾われた蛍光する謎石なども、いろいろと面白かったです。フランスのブルーの蛍石もさすがの可愛さ&美しさで。蛍石は自分ではあまり買わないけど、見るのは好きなんです♪
「それでは拝見します」と、鉱物標本を順番に回していくのが、茶道でお茶碗を順番に鑑賞していくシーンみたいで、思わずそう言ったら、分かってもらえて嬉しかったです。
テーブルの上で一度に見る石は一つ、とか決めて、「鉱物茶事」みたいなものを考えてみても、面白いかもしれませんよねー。
持ち主と標本に、敬意を表すようなルールを作って。文化度の高い遊びになりそう?
ランチの後は、見逃しているお店がまだまだいっぱいあるので、引き続き巡回。
この日は夜会があるので、閉場までいる予定!
いつもは三時くらいには撤退するので、だんだん眠くなってきて、さすがに足も疲れて、アルパのソファで休憩。本当は会場にもっとベンチがあったらいいんですけど。
午後、やっと今回の企画展示(トレプカ鉱床)の標本を見ました。
標本を購入できるのが新しいですね! 結構売れていたなぁ。
変わり種として、横浜でいつもお世話になる、鉱物販売ポケットさんで、モヘンジョ・ダロの近くに住む人が拾うという、インダス文明(?!)カーネリアンのビーズをゲット。
こういう遺物っぽいもの、好きなんです。
じつは日本の古墳時代に穴を開けられた管玉・勾玉なんかも欲しかったりしますが、まぁ、それは無理ということで(笑)
もうとっくに予算オーバーしてるのですが、やっぱりこれは置いて帰れない!というトルマリンを、クリスタルワークスさんで。カードは便利だけどおそろしい!
閉場までいたのは、初めてだと思います。蛍の光が流れるんだと思って、待っていたんですが、とくにそんなこともなく、皆、何となくパラパラと帰り始める感じでした。海外業者さんは、「え、もう終わりにしていいんだよね?」という感じで。
少しメンバーを変えて、夜の石会! 会場の近くだったし、個室でよかったです。
ここでも、aoさんにミュンヘンショーの話を聞いたり、リディコータイトのメルセデスなスライスを見せていただいたり、もちろん、戦利品を見せ合ったりしました。楽しい楽しい。(朋子さんの体調が心配でしたが……)
お会いした皆さま、ありがとうございました。
最終日
土日は(遊びの予定で)忙しく、自分の購入品すらもじっくり眺める余裕がなく過ごしてました。Twitterに次々と石写真が流れてくるので、ひたすら「いいね」の嵐。最終日は、少しだけですが、行けてよかった!
初日の夜会で見せていただいた、ブルガリアの小さなアメトリン、おじさんが土日は隠していたのか分かりませんが、ラスト一つが残っていて、無事、購入できました。
(上の写真左。右は、以前買った、同じ産地の縞があるアメシストです)
Palaさんの2kレッドベリルも可愛く、掘りたかったけど、どれがいいかよく分からなくなり、結局断念。どうして初日は気づかなかったんだろう? できれば頭が残っているミニミニが欲しかったですー。
戦利品!
〇小さなベネズエラの自然金。コロッとした形が可愛かったので。
色はやや渋いですが、やっぱり金色なので、クリスマス感あります♥
〇エチオピアのエメラルド、色が淡いほうは、何と均一価格でした。
色が濃いほうは、内包物の景色も味わいとして。
結晶の形も分かるし、ルーペで見ると表面が少し溶けているような質感も好きです。
〇日本式双晶。左右のバランスがよく、結構ぶ厚いのもうれしく。
〇トルマリンは、抜群にバランスのいい母岩付きだけを、と思っていたんですが、この色合いが、今の自分の好み過ぎて、単結晶に行ってしまいました。橙がかったピンク色に緑が少し入っています。シャンパンカラーと言えないこともない?
〇光に透かすと、縞もようが浮かび上がる、濃い赤色のカーネリアンのビーズ。
「インダス文明展」図録にある、天珠に似たビーズもありました。予算があったら、合わせ買いしたかった。
ひょっとして、あのへん、天珠と何かつながりあるのかなぁ。
鉱物クラスタというより、歴史ロマンクラスタ向け?
カーネリアンの動物型ビーズも素敵でした。(上の方の写真参照)
下の写真のビーズは、図録にあるものによく似ている。
〇最後に、ブルガリアのアメトリン。ちっさくて可愛い。
あっ、切手シート「日本の大地に眠る 水晶の華」も買いました!
国産いいよね、今回の戦利品では一つだけですが。
気になったあれこれ
アルパのポケモンショップ前のソファで、トレーナーバトルの研究をしている人々に囲まれながら、せっせとメモしてました。ガネマニさんの結晶見本みたいな形の白水晶×3、私にしか訴えかけないかもしれない、絶妙な地味さがありますが、可愛かったです。ラベルが古そう。あー、予算が足りなかった。それから、インダス文明の天珠っぽいビーズですね。この二つは、来年早々どこかで見かけたらまた悩みたい。
「予算が無制限なら欲しいけどw」なら、プラニー商会さんの単結晶ですがアクアマリンのような大きさのエメラルドなど。いいエメラルド原石は全部そう(笑)
118のPalaさんは初日、右側のガラスケースで見たロードクロサイトだの何だの、びっくりするものが結構、無くなっていたと思います。手の届く範囲では、アレキの結晶や、ちょぴっと母岩の付いた完璧なバランスのトルマリン(ああ、これも心残り)、結晶がよく分かるベニト、Realmont tarnの水色の蛍石などもよかったです。
北朝鮮のムーンストーンとか、変わり種もありました。あっと、入り口すぐのいい場所になっていたPascalさんとこなど、新産ロドクロ、水色のアラゴナイトも可愛かった。
他にもたくさんあるのですが。今回、アルプス水晶はスルーしてしまった感じ。桜の花が入ったようなアゲートは、結晶があればいいのに(←アゲートじゃない)。
11月からここまでの戦利品集合。
今年は、夏過ぎまでほぼ何も買わずにきたのに、急に標本の数が増えてしまった……!
来年も、六月まではたぶん冬眠します。ハイ。
せっかくカメラも新しくなったし、全く追い付いていない個別の石写真を撮るべきかと。
とにかく、平成最後の池袋ショーはすごく楽しかった! それに尽きます!
自分のや、SNSで流れてくる戦利品を見ていて思ったことですが、ミネラルショーというのは(ま、鉱物に限らずですが)、「自分に訴えかけてくるもの(のみ)を集める遊び」だ、としみじみ思いました。
それは、結局、「自分を知る遊び」。
今年も残すところわずかで。
池袋ショーの日程が若干遅かったので、だいぶ押し迫って感じられます。
こんなところまでお読み下さり、ありがとうございました!
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